2025年3月11日、30% Club Japan 大学グループ後援、大阪大学協力のもと、慶應義塾主催によるラウンドテーブル「大学院生のリアルとポテンシャル」を開催しました。
本企画は、大学院生のリアルに焦点を当て、エンパワーメント、キャリアやライフプランの諸課題、日本と海外の研究・教育環境の違い、さまざまな社会課題などについて、将来に向けた気づきを得ることを目的として実施されました。当日は、大学院生、大学教員、キャンペーン参加企業等からの登壇者により、それぞれの専門分野や経験をもとにした多様な視点から、活発な意見交換が行われました。
プログラムは、伊藤公平慶應義塾長の挨拶に始まり、30% Club Japan Chairの株式会社資生堂から30% Club Japanの概要紹介が行われ、続いて、奥田暁代慶應義塾常任理事から大学グループの活動についての説明がありました。
第1部の基調講演では、独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所研究員の粒良麻知子氏より、「人生は開く―大学院とその後」と題した、次のラウンドテーブルへとつながる示唆に富んだご講演をいただきました。
第2部のラウンドテーブルは2つのセッションで構成されました。第1セッション「大学ラウンドテーブル『私たちのこれまで、いま、これから』」では、大学院生と教員の登壇が登壇し、研究活動や日常生活、キャリアに関することや悩みなど、あまり知られていない大学院生のリアルな声を共有しました。続く、第2セッション「全体ラウンドテーブル『私たちの可能性、そして未来へ』」では、企業の方も登壇し、ご自身の学生時代の経験や企業における取組み、思いなどを共有し、大学院生との活発な対話が展開されました。
クロージングでは、上智大学副学長の永井敦子氏から、次回開催に向けたご案内をいただきました。
また、ラウンドテーブル終了後には、登壇者と参加者がそれぞれの感想や経験などを語り合う情報交換会が開かれ、交流を深める貴重な機会となりました。
*30% Club Japanは企業の重要意思決定機関に占める女性割合の向上を目的とした英国発のキャンペーンです。
https://30percentclub.org/ja/
*所属・職名はいずれも2025年3月当時
