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(開催報告)2024年ボッチャ×塾生 パラスポーツから始まるコミュニティの輪(協生環境推進ウィーク2024企画)

 2024年12月3日に全塾協議会と慶應義塾協生環境推進室のコラボ企画「ボッチャ×塾生 パラスポーツから始まるコミュニティの輪」を日吉キャンパスで行いました。本企画はパラスポーツの第一線で活躍している方をお招きし、より多くの塾生にパラスポーツの魅力を知ってもらうことを目的に開催しました。

 

企画に向けて

 全塾協議会は塾生の皆様からお預かりした自治会費によって運営されている、福利厚生向上を目的とした塾生自治組織です。協生環境推進室様よりご提案いただき、2024年の協生環境推進ウィークに全塾協議会も企画を行うことになりました。2024年で5年目という節目を迎える協生環境推進ウィークに参加させていただけることはとても光栄であり、それと同時にこれまで行われなかったようなこと、塾生にフォーカスした企画をしようと考えました。そこで今まで協生環境推進ウィークではトークイベントやワークショップが多かったこと、大学生が体を動かすことが好きなことに目を向けて体験型の企画を行うことになりました。また、2024年はオリンピックイヤーであり、近年注目を集めているパラリンピックについて、より塾生に魅力を知ってもらうことを目的としました。このような経緯で企画をスタートし、協生環境推進室様のご協力もありながら、東京パラリンピックボッチャ競技の日本代表監督を務められた村上光輝氏にお越しいただくことになりました。

 

当日の模様

 当日は30人以上の様々な学部の塾生や塾職員が参加する盛り上がりを見せました。最初にボッチャの体験から行われました。今回の企画ではオリンピックで行うような本格的なルールではなく、コートやルールを単純化したボッチャを行いました。参加者は4チームに分かれ、総当たり戦を行い、年齢や性別を問わず白熱した試合でした。
 ボッチャは赤チームと青チームに分かれ、白いジャックボールを先攻が投げ、自チームの色のボールを投げます。次にもう一方のチームが色のボールを投げ、そこからジャックボールに最も近い位置にある色のボールと反対のチームが投げることを色のボールがなくなるまで続けます。最終的にジャックボールに最も近くに位置する色のボールのチームが勝利します。
 ボッチャの魅力は誰でも楽しめる点です。相手のボールをどう弾くか、どのように投げればジャックボールの近くに投げられるかなど、戦略は無限です。ボールは重くないので、性別や年齢、運動の得意不得意などは全く関係ありませんでした。しかし全く運動にならないわけでもなく、今までパラスポーツに触れてこなかった私たちにはオセロと運動を組み合わせたような感覚で斬新でした。またボッチャのもう一つの魅力はチーム内でのコミュニケーションです。ボッチャは戦略が無数にあるため、チームで意見を出し合うと、より強くなります。試合では各チームが自然と作戦会議や声援を送るなど、すぐに打ち解けあって楽しく競技を行いました。

 

 

 ボッチャの体験試合の後は村上氏にトークイベントを行なっていただきました。近年のスポーツの動向や、パラリンピックのボッチャのお話を伺いました。この体験を通して、私たちは世間的にはまだまだオリンピックに比べて認知度が低いパラリンピックですが、オリンピック競技に匹敵するぐらいの魅力と奥深さを持つことを知ることができました。この度の企画にご協力いただいた皆様、ご参加いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。

 

 

今後の抱負

 この企画では体験を通して、参加してくださった方にパラスポーツの魅力を広めることができたと思っております。またこの度は学生ならではの視点で協生環境推進ウィークに体験イベントを企画することができたとも思っております。全塾協議会では塾生の皆様に、より実りのあるキャンパスライフを送っていただくため、今後も邁進してまいります。また慶應義塾とも連携し、塾生・塾員に誇りを持ってもらえるよう、より良き慶應義塾をつくっていきたいと思います。

 

全塾協議会執行役員 木戸大暉

 

◆ 全塾協議会Webサイト
https://www.keio-zenkyo.net/