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協生カフェプロジェクト - Student Competition2022「SOGI×居場所づくり」企画募集

協生環境推進室では、多様な人びとや考えがどれも同じように尊重され、受け入れられる環境づくりを目指しています。三田キャンパス内に、多様なバックグラウンドの学生たちが集える場所を作ることを目的に、学生の皆さまから、広くその居場所づくりの企画をご提案いただき、運営を担っていただける団体を募集いたします。

今年度のテーマについて

『SOGI×居場所づくり』
 SOGI(Sexual Orientation and Gender Identity:性的指向および性自認)とは、性的マイノリティを含むすべての人にとっての、誰かを好きになるあり方や自分自身の性のあり方のことをいいます。性的マイノリティも含むあらゆる人に開かれ、安心・安全に集い、そこで対話する「居場所」を三田キャンパスに創ることで、すべての人のSOGIの尊厳が尊重される社会を実現する足掛かりとしたい。それが「協生カフェ」プロジェクトです。ここでいう「カフェ」とは営利目的の飲食店のことではなく、「すべての人が気軽に足を運び、交流できる場」のイメージを表現した言葉です。
 SOGIをコンセプトとして、学生のみなさんが自由な発想でデザインした「居場所」を、協生環境推進室がサポートして実現します。そして来年度、学生のみなさん主体で実際に運営していただきます。どのような居場所がいいか、それをつくるためにはどうすればよいのかといったことについても、多様な人びとや考えに開かれているべきです。そこで、応募前に交流したり共に考えたりできるワークショップも実施します。SOGIやダイバーシティに関心がなかった人も含め、多様な人々が訪れ、様々な人と出会い、そのつながりから新たな可能性が生み出される、そのような場づくりのアイデアをお待ちしています。

スケジュール

・募集期間:2022年10月20日(木)~2022年11月30日(水)
・第1次選考:12月初旬
・ファイナルコンペティション:12月中旬予定

応募資格

・慶應義塾大学の公認団体・未公認団体・全慶連および上部・福利厚生等の学生団体
・慶應義塾大学に在学中の学部生・大学院生(正規生のみ、通学課程の方を対象とします。)が団体責任者である学生団体
※本プロジェクトを目的としてチームとなった団体からの応募も可能です


以下の募集要項をご確認のうえ応募フォームよりご応募ください。

募集要項
(keio.jp認証あり)


応募フォーム
(keio.jp認証あり)


ワークショップの開催

協生カフェプロジェクトについて具体的なイメージを共有していただく機会としたく、参加型のワークショップを企画しています。
応募にあたり、企画の検討やプレゼンテーション制作のアドバイスなど、ワーキンググループWG(*)の教員や塾員、学生サポーターが質疑応答にもお応えします。 ぜひご参加ください。
※ワークショップへの参加希望者が多数の場合、ご参加いただけない場合があります。

第1回「SOGI・セクシュアリティをめぐるワールドカフェ」

·日時:11月5日(土)11:00~13:30
·場所:三田キャンパス東館6階G-lab
·参加方法:【第1回WS申込フォーム】(keio.jp認証あり)
·概要:SOGIって、なんとなく聞いたことあっても、具体的にどうしたら?当事者である私、友人もいる三田に居心地のよい、安心して、みんなが豊かになる、そんな居場所を作るのが「協生カフェ」というプロジェクトです。
そこでまずは、みんなが集って語り合うような対話の場を体験したらどうでしょうか。所属や仕事も経験も関係なく、そこで集うただそれだけの出会いの中で、それぞれの思いを語ります。正解も正しい方向性も一つではありません。集う人みんながそれぞれ自分をもちよることで築かれるものを大事にします。
さらに、数人のテーブルがいくつかあったとして、テーブルを囲むメンバーは定期的に入れ替えてもらいます。その都度、いろいろなメンバーで、その都度、SOGIに関してあれやこれや語ります。各テーブルでどんな感じのことが語られたかは簡潔に参加者全員にシェアしてもらいます。
最後に、参加した皆さんひとりひとりの思いをみんなで聞けたら、最高です。

知識のシェアより、自分によって生きられた体験や思いをシェアして、みんなが豊かになれればいいですね。

第2回「居場所をつくり、人とつながる」

·日時:11月26日(土)10:00~11:30
·場所:芝の家
·参加方法:【第2回WS申込フォーム】(keio.jp認証あり)
·概要:「芝の家」は、慶應義塾大学と港区芝地区総合支所が協働で運営する、芝地区地域事業「地域をつなぐ!交流の場づくりプロジェクト」の拠点です。
三田キャンパスのすぐそばに、地域の子どもも大人もお年寄りもつながる、こんな素敵な場所があることをご存知でしたか?【芝の家とは?
2021年の春には、まちのひとたちが気軽に立ち寄れる屋外空間「芝のはらっぱ」もオープンしました。こちらは地元町会を軸に芝の家や近隣住民が協力して立ち上げました。【芝のはらっぱ
まちのひとたちが集う「居場所」をつくり、運営するってどんな感じなのか、みなさんがつくる三田キャンパス内の「居場所」はどんな空間になり、そこでどんな人とつながることになるのか。このワークショップでは、「芝の家」「芝のはらっぱ」を設立し、運営してきた大学教員やスタッフのみなさんの話を伺い、みんなで話し合って想像してみたいと思います。

 

<ご参考>
慶應義塾大学「未来社会のグランドデザインを描く博士人材の育成」コアプログラムの一つとして位置づけられる《アート表現・デザイン・コミュニケーション》の特別講演会
コミュニティをデザインする 無目的な出会いから」(2021年12月20日収録)

 

こちらの講演会は、「三田の家LLP(慶應義塾大学教員・(元)学生有志等と三田商店街振興組合が共同で運営するプロジェクト)」の活動について、コミュニティやまちづくりへの様々なアプローチについてのお話しをしています。
なお、11/26開催のワークショップでは、上記講演会でご登壇いただいている、坂倉 杏介氏(OPEN WORKS)(慶應義塾大学G-sec研究所特別研究講師、三田の家LLP代表、芝の家プロジェクトファシリテーター)にゲスト講師としてお越しいただきます。

(*)ワーキンググループ(WG)構成員:岡原正幸(文学部教授・社会学研究科委員長)、塩原良和(法学部教授)、武山政直(経済学部教授)、笠井賢紀(法学部准教授)、巴健太郎、岩橋恒太(特定非営利活動法人akta理事長)

 

みなさまの応募をお待ちしております!