協生環境推進室では、2025年11月~12月に第6回『協生環境推進ウィーク2025』を開催いたします。
この度は、11月28日(金)18:10~19:40に開催する、「つながりとサポートが若者のいのちをまもる‐LGBTQA+若者の調査から見えてきたこと」についてのイベント情報をご案内申し上げます。
皆さまのご参加をお待ちしております。

私たちと共に生きるLGBTQA+の友人や同級生が、どんな経験をしているか、考えたことはあるだろうか。本公開講座は、日本に暮らす18〜25歳のLGBTQA+の若者5,000人以上を対象にした大規模調査の結果を紹介する。調査結果からは、いじめや孤立、社会からの偏見の影響で、メンタルヘルスのトラブルが深刻であり、自殺を考えたり試みたりする割合が一般の若者に比べて高いことが示された。
同時にこの調査結果からは、学校での友人や仲間たちの存在、LGBTQA+を居場所やアライの活動、いじめ防止の仕組みといった「つながり」が、若者のウェルビーイングを守る大きな力になることも明らかになっている。つまり、身近な人間関係や支援的な環境がいのちを左右することがある。
さらに、日本とオーストラリアの調査結果を比較することで、両国の違いや、複数のマイノリティ性を持つことによる複合的な影響、そして教育・医療・コミュニティに基づく支援システムの大事さについても検討・指摘したい。すべての若者が安全と尊厳を持って生きられる社会を少しずつでも実現させていくために、私たち一人ひとりに何ができるのかをともに考えたい。
日時
2025年11月28日(金)18時10分~19時40分
場所
慶應義塾大学 三田キャンパス 南校舎1階412教室
https://www.keio.ac.jp/ja/maps/mita.html
開催方法
対面・オンライン
参加対象
全塾生・教職員(参加費無料)
申し込み方法
以下の申し込みフォームよりお申し込みください。(11月27日締切)
https://forms.gle/JpXHn5ru8hhiibCq5
登壇者
講師:アダム・ヒル
(名古屋市立大学特任助教/ラ・トローブ大学セクシュアリティ・健康・社会研究センター(ARCSHS))
通訳:金子典代
(名古屋市立大学教授)
司会:岩橋恒太
(NPO法人akta理事長/慶應義塾協生環境推進室専門委員)
主催
慶應義塾協生環境推進室
共催
慶應義塾大学法学部ダイバーシティ推進委員会
慶應義塾大学法学部設置科目
「ジェンダー・セクシュアリティ論Ⅱ」(担当:志田哲之)
「社会変動論Ⅰ」(担当:塩原良和)