「女性のからだ支援~Breezeプロジェクト~」の取り組みとして、2022年5月26日(木)に、女性のからだセミナー「おっぱいのはなし」を開催いたしました。
女性のからだセミナーシリーズ第4回となる今回は、意外と学ぶ機会が少ない「おっぱい」について2つのミニレクチャー・対談+Q&Aのプログラム構成で実施いたしました。
ミニレクチャー
■関 朋子 医師(医学部 一般・消化器外科 乳腺班 助教)
ミニレクチャー
『乳がんだけじゃない!?おっぱいの病気』
「若年時に起こりやすい疾患とは?」
「乳がん検診にタイミングってあるの?」
「自己触診はメリットだらけ!」
おっぱいに纏わる最新医学情報をお話しします。
■鈴木 美穂 氏(マギーズ東京 共同代表/元日本テレビ記者/キャスター)
【認定NPO法人マギーズ東京(https://maggiestokyo.org/)】
ミニレクチャー
『乳がんを経験した私のリアル』
24歳のときに乳がんを経験し、相談にものってきた立場から、おっぱいとの向き合い方を考えます。
ご参加いただいた皆様からのご感想をご紹介します
●当事者の方のお話が聞けたこと。乳ガンだけでない、乳腺の病気についてしれたこと。
●自分の体のことでありながら、なかなかきちんと聞く機会のないお話を伺えて、とてもよかったです。マンモグラフィと超音波の違いがよくわかりました。また、お医者さんにもいろいろな方がいる、ということと、いろいろと調べたり話を聞いたり、自分が納得できるように行動する、ということは、案外気付いていない人が多いような気がして、この講座シリーズを拝聴するたびに、とても勉強になります。鈴木さんがおっしゃった「他者の立場を想像できるような社会に」ということは、私も常日頃考えていたことで、大学の人文科目が担っている領域のひとつだな、と思いました。今回も、非常に充実した講座をありがとうございました。
●乳がんという病気について、詳しく知ることができ、男性も他人事にしてはいけないと思わされたから。
●医療側・患者側双方からの話を聞くことができたため。お二人とも親しみやすい話し方で、若い人にも聞きやすかったのではと思いました。
●乳腺のことは、検診などは定期的にあるものの、具体的な部分はよくわかっていなかったので大変勉強になりました。なかなか普段専門の医師の方や、ご経験者のお話を伺う機会はありませんので、このシリーズは大変貴重な機会を感じております。特に鈴木さんの当時の動画などは、胸にくるものがありました。マジョリティーの人たちの1つの価値観からの言葉や行動が、人によってはとても傷つくことがあるということは、私たちの日常生活の中でもたくさんあるように思います。皆が、自分がその立場に立った時にどう感じるかということを感じ取れる想像力のある人が周りに増えていくといいなと感じました。ありがとうございました。
なお、本イベントは、後日アーカイブ動画を公開予定です。協生環境推進室ウェブサイトのニュースにアップいたしますので、ご関心のある方はぜひそちらもご視聴いただければ幸いです。
【参考】
イベントページ